ローマ人の物語をワンピースみたいに読む

ローマ人の物語(1)を読む。続き物つってもせいぜいが10巻や20巻だろうと高を括って読み始めたが調べてみると43巻あった。

歴史の勉強がめっぽう苦手だった。なぜなら人の名前や場所を覚えるのがとても苦手だからだ。世界史の授業は話が面白いので好きだったがそれと登場人物を覚えているかというのは別の問題だ。純粋に記憶力の問題なのでどうしようもない。顔を覚える能力も人より低いので映画なんかを見てても登場人物として識別できる許容範囲は各人種男女1名ずつだ。肌の色と性別と髪型で覚えているので途中で髪型を変えられるとふざけるなと言いたくなる。名札を付けて出てくるか、喋るときに毎回名を名乗るようにしてほしい。

そんな自分がなんとかウスだのなんとかテレスだの似たような名前の人間がぞろぞろ出てくる、しかも43巻ある歴史物を読み始めるとは一体何を考えているのか、2巻を読む頃には1巻の顔ぶれなんて消し飛んでるから読むだけ無駄だろと言われても仕方ないが、そんなもんこっちから言わせてもらえば正直43巻もあるともう覚えようという気すら起きない。そして試験があるわけでもないので別に覚えなくてもいいのだ。素晴らしい。だいたい話が100年も進めば全員死んでいるので、後々になって「まさかあの男が!」みたいなことがない。とても助かる。

そんなわけでだいたい夏休みに友達の家に遊びに行ったときにとりあえずワンピースを読むのと同じノリで読み始めたけど1巻から泣ける。ワンピースみたいに泣ける。超ヤバくて泣ける。
どの辺が泣けるかというと1巻からこれローマ関係ないスピンオフストーリーなんだけど、生まれも育ちも全然違って日頃は対立しまくってるアテネとスパルタっていうギリシャの都市国家があって、これがペルシアの侵攻っていうギリシャ全体の危機に際して一致団結して立ち向かう回。この回が超アツくて、スパルタっていうのもどっちかというとダークヒーロー寄りな感じで生まれた子供が戦士タイプじゃなかったら崖から捨てる!みたいな力こそ正義的なノリで戦士と農奴しかいねぇみたいな国なんだけどそこにはそこなりの質実剛健な美学みたいなのもあって。一方ペルシアは今の所超悪い国、でかくて超悪い国として描かれてて、それに対して映画のジャイアンみたいなベタさであのアテネとついに協力して立ち向かうっていう。仲間?とか絆?の大切さ?みたいなの?この命にかけても?信念?守る?みたいな?そういうの超いいなって思いました。

小学4年生の中でも結構ダメな子ぐらいの感想文しか出てこないんだけどこんな調子で読んでいきたい。カルピスとか飲みながら。ポテチ片手に。ローマ行きてぇ〜。


2016年5月14日

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